さまざまな要点になる第一印象

 第一印象と言うのは、相手がどう言った人なのかと一目で決め付けてしまうものだが、多くの人が無意識の内にそうやって相手の事を判断してしまっているのが常だ。看護師1人につき患者1人と言うわけではなく、毎日多くの患者と接する事になる。
 患者の第一印象が良くなければ、自分の症状を伝える事も拒んでしまうかもしれないし、何らかのケアを行う場合も協力や信頼を得られなくなってしまう事もある。それだけ、良い治療、スムーズなケアが行えない可能性が高くなるとも言えるため、患者に良い印象を持ってもらう事は身体や心をケアしていく上ではとても重要なポイントになる。第一印象を決めるポイントとしては、見た目の清潔感や笑顔、話し方、言葉遣いなど多岐に渡るが、看護師として働いていると言う事でポイントに挙がりやすいのは清潔感だと言えるだろう。ナチュラルメイクや切り揃えられた爪、清潔な制服と言った見た目だけではなく、表情も重要になってくる。
 看護師は、患者に合わせてケアしなければならないため常に笑顔が必要と言うわけではないが、その場の状況に合わせて笑顔を見せたり、明るい表情をしていると、それを見た患者の気持ちも明るく楽になっていく。

 話をする時に患者の言葉を遮るのではなく、きちんと頷きながら聞く、メモを取る姿を見せる事でしっかりと話しを聞いている、と言う姿を見せる事を実践するだけでも、患者との信頼関係を築く事は難しくなくなっていくだろう。